シリーズ累計90万部を突破した大ベストセラー、『アウトプット大全』をご紹介します。
アウトプットに興味のある方は必見ですよ~!
作者や出版社は?
作者の樺沢さんは精神科医で、SNSやメールマガジン、YouTubeなどを活用し、「日本一、情報発信する医師」として活動されています。
そして、月に20冊以上の読書を30年以上継続されている読書家でもあります。
こんな人におすすめ!
アウトプットをしたいけれど、どんなことをすればいいかわからない
覚えたことをすぐに忘れてしまう
効率よく学習したい
私も良いアウトプットの方法がいまいちわからなくて、本書を買ってみました!
読んだきっかけ
読書術の本を読んでアウトプットの重要性に気づく
→アウトプットについて調べていたら本書の情報を見つける
…という流れでした。
ブログ以外の新しいアウトプットを始めたかったんです!
本の内容は?この本を読んでわかること
どんなことが書いてある?
本書は次の5つのCHAPTER(章)から構成されています。
CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方 TALK
CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方 WRITE
CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力 DO
CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法 TRAINING
なんと、CHAPTER2~CHAPTER4にわたって、アウトプットの方法が80個も紹介されています!
これだけ多くの方法が載っていれば、どんな人でも自分に合ったアウトプットの方法が見つけられるのではないでしょうか。
ちなみに、アウトプットの方法として一番最初に紹介されているのは「話す」でした。
このことからも、「話す」ことがアウトプットの基本であり重要なものであると考えました。
アウトプットの方法として、「話す」は「書く」よりも難易度が高い=アウトプットの効果が高いと思っているので、最初に紹介されているのは納得でした。
「自己成長」はアウトプットの量に比例する
なんでアウトプットのほうが大事なの?
いくらインプットしても、アウトプットしない限り記憶として定着しないんだよ。
たとえば、次の場合どちらが成長するでしょうか?
①月3冊読んで3冊アウトプットする人
②月10冊読んで1冊もアウトプットしない人
↓↓↓
成長が速いのは、①のアウトプットをする人です。
アウトプットは「行動」です。
アウトプットして初めて、現実の世界を変えることができます。
・アウトプット=「現実世界」が変化する
アウトプットとは運動である
アウトプットするとき、人は「書く」「話す」などの動作で、運動神経と筋肉を使っています。
運動神経を使った記憶は「運動性記憶」と呼ばれます。
「運動性記憶」は、一度覚えるとその後はほとんど忘れることはないそうです。
これは、運動が小脳を経由して多くの神経細胞が働くことで、記憶として残りやすくなるためです。
見たり読んだりするだけでなく、手で書いたり声に出したりして覚えよう!
この本を読んで変わった!
非言語的コミュニケーションを重視しよう
非言語的コミュニケーションって何?
わかりやすいように表にしてみたよ!
(言語情報) | 言語的コミュニケーション(視的情報、聴覚情報) | 非言語的コミュニケーション
---|---|
言語情報…言葉の意味内容、言語的情報 | 視的情報…外見、表情、視線、服装など聴覚情報…声の調子や強弱など |
心理学で有名な「メラビアンの法則」という、言語、視覚、聴覚で矛盾したメッセージが発せられた時にどれを信用するかという実験があります。
その結果、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%でした。
確かに、自分のことを振り返ってみても、「この人はどんな人かな?」と考える時に、その人が話す内容よりもその人の醸し出す雰囲気や表情、話し方で判断しています。
笑顔で明るく話す!
そう心がけるだけで、コミュニケーションは今よりもっと円滑にとれるようになるのかもしれません。
表情が豊かな、感じの良い人を目指して頑張ります!
「何を話すか」よりも「どう話すか」が重要である
読書ノートを作る
なぜ読書ノートを作ることにしたか、といいますと…
現在、アウトプットの一環として読書ブログの記事を書いています。
以前よりも、本の内容が頭に残るようになりました。
それでも、結構忘れるんです。
ブログの記事執筆だけでは、アウトプットが足りていないのでは…?と思うようになりました。
ブログの記事を書いていても、時間が経つと「読んだ本の内容を忘れている」ことに気づきました。
これはアウトプットが足りないのでは?
より高い効果のアウトプットをしたいなら、手書きがおすすめだよ!
手書き中とタイピング中の脳の働きを調べたら、手書き中のみブローカ野という言語処理にかかわる部位が活性化していたんだって!
さらに、今までは
本を読む→ブログ記事を執筆する
という順番でブログを書いていたのを、
本を読む→読書ノートを書く→ブログ記事を執筆する
に変更しました。
「読書ノートを書く」工程が増えたにもかかわらず、以前よりも早くブログ記事が書けるようになりました。
ノートに書くことで、頭の中で本の内容が整理されて書きやすくなったのだと思います!
復習する
この『アウトプット大全』を読んで読書ノートを始めましたが、そのまま書きっぱなしではいけないことに気づきました。
せっかくアウトプットをしても、一度ノートに書いただけでは忘れてしまいます。
なぜなら、自分の学生時代を振り返ってみると、山ほどノートをとってきましたが、ほとんどのことを覚えていないからです。
復習をしなかったから、ですね。
長期記憶される仕組みは、次の通りです。
脳に入力された情報は「海馬」に仮保存される。その期間は2~4週間。
↓↓↓
仮保存期間中にその情報が何度も使われると、脳は重要な情報だと判断し、
「側頭葉」の長期記憶に移動する。
目安として、情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると、長期記憶として残りやすいそうです。
『アウトプット大全』からはノートをとることだけではなく、「復習すること」の大事さを学びました。
感想
改めて、アウトプットの重要性に気づくことができました。
『アウトプット大全』というタイトルの通り、まさにアウトプットを網羅した一冊です。
また新しいアウトプットを始めたい!と思った時にいつでも読み返したい本になりました。
たとえば、
・なかなか勉強の成果が出ない時にパラパラと読んで、新しいアウトプットの方法にチャレンジする
・気分が下向きになっている時に読んで、気持ちを上向きに持っていく
のもいいなと思います。
本書を読んだことが読書ノートを始めるきっかけになったので、著者の樺沢さんには「アウトプット大全を出版していただいてありがとうございます…!」と感謝の気持ちでいっぱいです。
アウトプットで新しい世界が開けます!