
『ふしぎ遊戯』原画展 渡瀬悠宇の世界の神戸会場に行ってきました。
会 期 : 2025年8月9日(土)~8月25日(月)
会 場 :神戸阪急 新館8階 催場
開場時間 :午前10時〜午後8時
漫画家・渡瀬悠宇先生の画業35周年を記念して、2024年8月に東京会場で原画展が開催されました。
今年、2025年春には福岡会場での開催。
そしてついに、満を持して…
関西でも開催が決定しました!
大阪在住の私、関西ならば駆けつけますとも!
神戸…行ける!
…原画展レポートの前に、渡瀬先生の作品について語っていたら長くなってしまいました。

先にこちらをどうぞ!
渡瀬悠宇先生の魅力
渡瀬悠宇先生といえば、あの超名作『ふしぎ遊戯』シリーズを描かれた方です。
『ふしぎ遊戯』朱雀編が掲載されていたのは、少女漫画雑誌『少女コミック』。
私が初めて『少女コミック』を買った時、ちょうど連載中でした。
まだアニメ化決定前でしたがものすごい人気で、何枚ものCDブックやカードゲームが発売されていました。
小学生の私にも、「このマンガ、すごい人気あるんだなあ」とわかる人気っぷりでした。
『ふしぎ遊戯』の他にも、渡瀬先生の作品は名作ばかりです。
私が個人的に好きなのが、
『思春期未満お断り』、
『エポトランス!舞』、
『妖しのセレス』です。
まず、『思春期未満お断り』について。
渡瀬先生の連載デビュー作です。
とても連載デビューとは思えない、高いクオリティの作品です。
いきいきとしたキャラクター、テンポの良いストーリー展開、ギャグも感動もお色気もあり…。
いや、すごいですよ。
初連載でこれだけ詰め込まれていて、それでいて、読みやすくて面白いんです。
当時CDブックも発売されていて、大人気でした。
単行本も7冊も発売されたんですよ。



「キャラクターが生きてる」ってこういうことなんだな、って実感する作品です。
次に、『エポトランス!舞』。
こちらは少女コミック増刊に連載されていました。
なんと『ふしぎ遊戯』と同時期の連載です。
少女コミック(月2回発売)連載だけでもハードなのに、プラスして増刊の連載まで…!
すごすぎます。
電子手帳から電子界の住人が現れて、主人公の恋を応援してくれるという、ちょっと不思議でかわいいお話です。
私、電子手帳おたくなんです。
電子手帳がこんなに重要なアイテムとして使われるなんて…!
うれしかったですねー。
そして、『妖しのセレス』。
こちらは、なかなかハードな内容となっております。
ジャンルとしては、『ふしぎ遊戯』に近いかな。
生死をかけて戦ってます。
主人公の妖(あや)、平凡な女子高生だったのに…大変だわ。
妖が、明るくてさっぱりしたギャルなのが救いかも。
渡瀬先生の描くギャル、かわいいんですよねー。



毎回ドキドキハラハラ、続きが気になって仕方なかったです…!
原画展の感想
初期作品から最新作まで、ものすごい数の原画が展示されていました…!!
『思春期未満お断り』の原画も多くてうれしかったなあ。
連載期間が長かったこともあり、『ふしぎ遊戯』朱雀編の展示が一番多いように感じました。
朱雀編は、『美朱』『鬼宿』など、キャラクター別に原画が展示されていました。
原画は、それはそれもう、美しかったです。
美しいのと同時に、原画にこめられたパワーを感じて、すごく見入ってしまいました。
なんでこんなにも、見る人の心を打つんだろう?
…そうだ。
渡瀬先生の原画は、単なる一枚の絵じゃない。
原画そのものが、漫画の世界を表現しているんだ。
原画も含めて、渡瀬先生の漫画なんだ。
と感じました。
多数の原画が展示されていましたが、渡瀬先生が今までに描かれた原画は、まだまだたくさんあるはず。
ここに展示されていないのも、もっと見たいです。
……。
渡瀬悠宇記念館をつくってほしい!
本気でそう思いました。
グッズ、買いました!


私が購入した物は、
以上です。
買うか買わないか悩んだのが、キャンバスとアクリルプレート。
グッズ売り場をうろうろしながら結構な時間悩んで、結局買いませんでした。
…ですが、今、ものすごく後悔しています。
あんなにも心を動かされたのに、なぜ買わなかったの私。
心が動いた時は買いましょう。
これ、今回の反省です。
通販希望です。絶対に買いますので!
ちなみに。
おすすめグッズは、オフィシャルアートブックです。いわゆる図録ですね。
原画をしっかり目に焼き付けたつもりでも、やっぱり時が経てば忘れてしまうんです。
こちらの本を持っていれば、いつでも原画展の思い出がよみがえります。
それに、渡瀬先生の画集は今までにも発売されていますが、初期作品が収録されているのは今回が初めて。
貴重ですよ。
最後に
渡瀬先生の貴重な生原画を、こんなにもたくさん見ることができて、本当に幸せでした。
原画展を開催するために関わって下さったすべての方に、「ありがとうございます」とお礼を言いたいです。
原画展の巡回、この後も続くんでしょうか?
もし、大阪で開催されることがあれば、また行きます!



また原画を拝見する機会がありますように、願っています。