著書の『食べ物を変えれば脳が変わる』は10万部を超えるベストセラー!
多数の著書を出版されている生田哲さんの本をご紹介します。
作者や出版社は?
生田哲さんは東京薬科大学を卒業された薬学博士であり、アメリカで遺伝子の構造やドラッグデザインについて研究されていました。
専門分野は脳、栄養学、遺伝学など。
現在は執筆活動や講演活動で多忙な日々を送られています。
こんな人におすすめ!
脳にいい食べ物、脳に悪い食べ物について知りたい
薬が子どもに及ぼす影響について知りたい
本書に記載されている食生活は、子どもだけでなく大人も実践できます!
読んだきっかけ
健康意識の高い知人に「生田哲さんの本がすごく良いよ!」とおすすめされたのがきっかけです。
私には幼い子どもがいるので、生田さんの多数の著書の中でも子どもの食事について書かれている本書を選びました。
子どもにはできる限り体に良い食べ物を摂取してほしいです…!
本の内容は?この本を読んでわかること
どんなことが書かれているの?
本書は5つの章から構成されています。
・第1章 子どもの脳は遺伝ではなく食べ物で決まる
・第2章 子どもの脳にいい食べ物
・第3章 子どもの脳に悪い食べ物
・第4章 子どもに薬を飲ませても問題ないのか
・第5章 子どもにワクチンを注射しても大丈夫か?
この記事では、特に印象深かった箇所について触れていきます!
病気の発症に関して、遺伝子の影響は10%だけである
えっ、遺伝子が原因なのってたった10%なの!?
そう、ほとんどの原因は環境因子なんだって!
このことは、1990年に開始された遺伝子の研究、ヒトゲノム計画で明らかになったんだよ!
本書で気になった箇所を引用します。
さらに、最新の研究で明らかになったことは、食事、ライフスタイル、化学物質の摂取によって、好むと好まざるとにかかわらず、あなたのマイクロバイオーム(腸内細菌を含む、ヒトに棲みつくすべての微生物のこと)は、急速に変化しうることです。
子どもの脳は食べ物で変わる
生田 哲
加工食品や食品添加物、抗生物質、農薬などが腸内細菌に悪影響を及ぼしているとのことです。
食事、そして生活環境やストレスが病気に直結しているんですね。
「リーキーガット症候群」が様々な体調不良を引き起こす
リーキーガット症候群って何?
わかりやすいように表にしてみたよ!
リーキーガット(腸もれ) | リーキーガット症候群 |
---|---|
小腸に存在する穴が大きくなってしまい、タンパク質・多糖類・毒素・ウイルスなどの大きな分子が通過してしまう現象のこと | リーキーガットになると、体内に入った異物を撃退するために免疫系が働き、アレルギーやそれより重症となるアナフィラキシーが引き起こされる |
つまり、小腸の穴から体内に異物が吸収されて体調不良になるってこと?
そうだよ!
何が原因でリーキーガットになるの?
新陳代謝を担う腸内細菌(腸内フローラ)の数が減ったりバランスが崩れることで、小腸の穴が大きくなってリーキーガットが引き起こされるんよだ。
腸内細菌のバランスが崩れる原因は?
悪い食事と薬の摂取
・悪い食事…加工食品や添加物を多く含む冷凍食品など
・薬…腸内細菌を殺す抗生物質
体調不良の原因は腸内細菌の減少にあるのかもしれません。
腸内細菌はとても大事な役割をしているんだね。
この本を読んで変わった!
病気への意識が変わった!
病気にかかってもあまり落ち込むことなく、前向きに考えられるようになりました。
例えば、体調不良になった時には
これは私が体に悪い食事をしているからかな…?
と考えます。
それと同時に、
体に良い食事を続けていれば、症状は改善するんだ!
と、病気に対して悲観的にならず前向きに考えるようになりました。
個人的には、このポジティブシンキングも健康に過ごせるひとつの方法なのでは、と思っています。
食生活の見直し
本書を読んで食生活を見直しました。
テーマは「できることから変える!」です。
冷凍食品の多用
魚をあまり食べない
朝食を抜く
添加物を気にしない
↓↓↓
冷凍食品を減らす
青魚を食べる頻度を高くする
朝食を食べる
添加物をチェックする
冷凍食品を完全にやめるのは難しい!
体調不良でご飯をつくれない時があるし、その手軽さが便利すぎるから…。
せめて減らします!手作りできる時はします。
朝食を食べるのが苦手だったのですが、子どもの手本になるために「朝食を食べる!」と決意しました。
生田さんが本書で子どもの朝食の重要性を説いておられました。
私も子どもは朝食を摂るべきだと思います。
青魚を食べるのは、EPA、DHAを摂るためです!
感想
上記の新たな学びを得ることができました。
遺伝子の影響が思っていたよりも少なかったことが驚きでした。
摂取するべき食事について、かなりのページを割いて説明されているので、本書を手元に置いていつでも確認できるようにしたいと思います。
子どもの食事以外に、薬やワクチンについても記述されています。
もともと薬はほとんど服用しないのですが(副作用が強く出やすいため)、感染症にかかる仕組みや抗生物質を服用する必要がある感染症などについても書かれており、じっくり読んで勉強したい箇所がたくさんありました。
生田さんの本はとてもわかりやすく、特別に医療知識がない私もスイスイ読むことができました。
生田さんの本はこれからもたくさん読んでいきますよ!