言葉は呪い~言った通りの子どもに育つ

何気ないひと言が、子どもの未来をつくります


何気なく、子どもにかけたそのひと言。
それが、子どもの「自己紹介」になります。

「〇〇ちゃんは優しいね」
「〇〇はちょっと変わってるね」

くり返し聞かされた言葉が、子どもにとっての“自分の正体”になっていきます。

言葉は、魔法にも呪いにもなります。

私の実体験を交えながら、
「言葉がけの大切さ」についてお話しします。

子どもは、言った通りに育つ

子どもに、どんな大人に育ってほしいですか?

たとえば、「優しい人になってほしい」なら。
子どもに”優しいね”って伝えていますか?

「〇〇ちゃんは優しいね」と、どんどん伝えましょう!

じゃあ、どんな時に伝えればいいのか。

・子どもがお手伝いをしてくれた時
・お友達に優しくすることができた時

こうした場面ではもちろん、積極的にほめます。

でもそれだけじゃなく、特に人に親切にした時じゃなくても、

日頃から「〇〇ちゃんは優しいもんね」と、
さりげなく言葉にするのがポイントです。

子どもが人に優しくする「結果」を待っていたら、声かけのチャンスがなかなか訪れないかもしれません。

何なら、全然関係のない会話の途中でも、何の脈絡がない時でも、OKです。
「〇〇ちゃんは優しいね」と伝えます。


すると子どもは、
「自分は優しいんだ!」と信じるようになります。

実際に、うちの子は
「〇〇(←自分の名前)は優しいから!」
と、誇らしげに自称するようになりました。笑

マイナスの言葉は伝えない


 一方で、マイナスの言葉は絶対に伝えないようにします。

うちの子、
「ちょっと勉強苦手かも…」
「運動神経がイマイチかも…」
と思っても、

「勉強、苦手なんだね」「運動できないね」と伝えるのはNGです。

その言葉は、子どもから自信とやる気を奪ってしまいます。

 
それに、親が言わなくても、学校に通っていれば自分のことはわかるようになります。
自分の運動神経が良いとか悪いとか、勉強は全体でいうとこれぐらいの成績とか、集団の中にいればわかってきます。

わざわざ親が口にする必要はありません。

 
私は親に「要領が悪い」「気が利かない」「変人」と言われ、育ちました。
だからずっと、自分は変人でダメ人間なのだと、本気で信じていました。
これらの言葉は、自己肯定感を下げるのにはじゅうぶんでした。

今でもふとした瞬間に、親の言葉が頭の中で再生されます。
子どもの頃に浴びた言葉は、ずっと心に残るんです。

大人になっても、言葉の呪縛から完全に抜け出すのは難しいです。

言葉は呪いです。

最後に


子どもにマイナスの言葉は伝えない。

その代わりに、

子どもにとってプラスになる言葉は、いくらでも!たくさん!積極的に伝えます。

今日からひとつ、子どもに“プラスの呪い”をかけてあげましょ。
それはきっと、その子の一生のお守りになります。

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